事業内容
事業内容
カット事業部
牧場から出荷された豚は、山形県庄内町にある大商金山牧場ミートセンターでカットされます。ミートセンターは公設のと畜場「庄内食肉流通センター」と建物が併設し冷却室とレールで直結しているため、と畜から枝肉の搬入・カット、部分肉の製品出荷まで外気に全く触れることなく完結することが可能。大気に含まれるウイルスなどを遮断し、品温の上昇による雑菌の繁殖が極力抑えられることで、高い安全性を保つことができます。
また大商金山牧場のカット事業部では、豚肉のカット場の中でも豚肉の生産情報をすべて履歴に残し、生産段階から最終消費段階までを識別できる「トレーサビリティシステム」を全国でもいち早く導入しました。
食品安全のためのマネジメントシステムである「ISO22000」「FSSC22000」の認証取得もしており、万全の衛生管理体制を敷いて食肉の安全性を確実なものとするために日々努力を行っております。
産地パック事業部
ミートセンターに併設する「産地パックセンター」は、庄内食肉流通センター直結のカット事業部でカットされた部分肉を、外気に触れずに施設内で直接移動し、低温管理下で効率よく原料をスライス・盛り付けするアウトパック工場です。
おもにスーパーマーケットなどの量販店の店頭に並ぶ商品のため、手に取ったお客様から満足していただけるよう丁寧な作業を心がけています。
初発菌が最小に抑えられた優れた鮮度の原料を、短時間で品温の上昇を極力抑えてスライスし、トレーへ盛り付け。産地パックセンターは最新の包装設備を有し、雑菌を付けない・増やさない製造工程で、通常4日の消費期限であるお肉のロングライフ商品化を実現しています。
消費期限の大幅延長によって北関東から北陸地方のお客様へ流通することが可能となりました。
加工
大商金山牧場では焼くだけ簡単調理の味付けコンシューマーパックの製造を行っています。併設されているカット場よりカットされたブロック肉を受け入れし、鮮度のいい状態のままスライス・味付け・真空パックの工程を経て製品化しております。チルド原料を主体としているため従来のコンシューマーパックと比べ、鮮度・食感に優れ、なおかつタレは全国各地のものを吟味し、厳選を重ねたタレを使用しております。
この3つのコンセプト(原料・製法・タレ)を基に、金属探知機とX線検査機の2つを使用することで異物の混入を見落とさないように努め、安心・安全・おいしさを追求した商品をお客様へお届けしております。
量販
量販店向けのアウトパック事業に、平成4年から取り組んでいます。日産3,000パック程度だった生産が、現在では日産50,000パックを超えようとしています。
食文化は益々多様化し、消費者の目も厳しくなってきたと共に、安全の証明も具現化されてきました。厳しい衛生基準と鮮度管理、流通と製造工程の改善を積み重ねてユーザーと歩んできた結果です。信頼を頂いた根底には直接お店から求められるお客様のご満足が不可欠です。
目の行き届いた生産と鮮度の良い原料。高い技術の商品造りと、お求めやすい価格。これからも、とめどない探究を続け、さらなるお客様の満足にお答えします。
業務
お客様最優先をモットーに、おいしい食肉をお届けします。 業務は弊社ミートセンターのISO22000、FSSC22000認証取得により一層、安心・安全をテーマに取り組んでおります。製造工場内の温度管理や環境整備を徹底し、衛生的な工場でお客様のニーズに合わせた商品を製造しております。
また、自社ブランドである「米の娘ぶた」を中心としたメニューのご提案などを通して、お客様のご発展と地域の食文化に貢献しております。
特販
山形をはじめとする、東日本の熱心な生産者が丹精込めて作り上げた野菜、米、卵などをお届けする頒布会「根っこ食品の会」を平成17年に設立しました。食品は健康や元氣の源となるもの。もっと自然に、もっと豊かにとの願いを込めて運営をしています。
また、東北地方は、日本の食糧基地。各地の食文化とこだわりの品々を生産者の方々と一緒に全国へ発信しています。
米の娘ファーム
奥羽山脈につながる良質な水脈に恵まれた、自然豊かな山形県金山町に所在する自社牧場「米の娘ファーム」は、金山町民の皆様のご支援のもと約6ヘクタールの敷地内に7棟の豚舎を設け、約7000頭の米の娘ぶたを飼育しています。安心・安全に加え、おいしさを追求したお肉を供給するためにスタッフ一丸となって豚舎内の衛生管理や豚の体調管理に努めています。
平成30年3月には、公益社団法人中央畜産会より山形県内の養豚牧場の中で初となる「農場HACCP認証」牧場であることを認められました。
米の娘家(こめのこや)
平成28年12月9日 山形県金山町に自社直営の『米の娘家(こめのこや)』がオープンしました。
米の娘家では併設する製造工場直送の餃子をはじめ、米の娘ぶたのお肉や地元金山町の食材を使用した様々な料理の提供を行っております。
※現在飲食店は営業しておりません。
もがみ牧場
当牧場は肉牛の飼養を目的に設立し、2019年12月11日には繁殖一貫の自社農場として初の仔牛(繁殖雌牛5頭、肥育牛4頭)の受け入れを行い、自社山形牛の取り扱いに向けた第一歩となりました。
2020年時点では数年後に週1頭のペースで出荷できるよう計画を進めるほか牛の飼育で発生した堆肥を、竣工した最上町の特産品であるアスパラガスの肥料として使用するリサイクルも地域の農家様と協力して行う予定でおります。最上町の地域振興のシンボル並びに最上産牛のブランド確立など、地域の方々の期待に添える施設を目指して飼育に務めて参ります。